雨露にさらされた二匹の子猫(三毛猫とキジ白)との出会い。

まさか私が「雨の日に震えている子猫を保護する」といった経験をするとは思いませんでいた。

その二匹との出会いというのは2018年6月のとある雨の日でした。

目撃

仕事が午後からだった私と仕事が休みだった彼女。図書館に本を返しに車で出掛けました。

自宅からちょっとだけ離れた公園横の道を車で走っていると・・・少し車間を開けていた前の車が不意に大きく右に膨れました。何だろう?と思って近づくと・・・

このあたりに白いタオルみたいなのが落ちていて・・・私も少し右に避けながら進んだところ・・・すれ違いざまに、それが這いずっているずぶ濡れの子猫と言う事を認識しました。

助手席に座っていた彼女も同じタイミングで気付いたようです。

「え?今の?」

私はその瞬間には車を停めれなかった。

「猫だったよね?」「あのままだと死んじゃう」「どうしよう」

詳しい内容は覚えていませんが、こんな感じの会話をしてた気がします。そしてその間にも車はどんどん進んでいく。

私も運転しながら「すぐ停まれば良かったかな」「停まったとして何が出来る?」そんな事を考えていました。

「お願い。戻って」

保護の決意

そう彼女が言ってくれて私も決心がつきました。

「わかった」

道的にUターンは出来なかったですが、急いで戻って公園の反対側に車を停め、先ほどの場所に駆けつけました。

見かけた子猫は、何とか道路の端まで移動をしていましたが、そこで小さく震えていました。

その震えは走ってる車への恐怖とかではなく、単純にびしょ濡れな身体が衰弱しているといった状態。手を伸ばしても逃げるや抵抗どころか全くの無反応で震えていました。

鳴くことすら出来ない衰弱しているその子を彼女に渡しましたが、足元から子猫の鳴き声が・・・

あれ?もう一匹いる?

声は道路脇の生け垣の中からです。

中を覗くともう一匹の子猫が鳴いてました。

生け垣の奥に入られると厄介だな。と思いながら手を伸ばしたのですが、この子も逃げる事すらしなかったです。この子もそれぐらい弱っていたのかな?

それでもこの子は比較的元気が有り、鳴いているし、たまに軽く暴れたりもしてました。でも、この子は左目が開いていない状態でした。

保護しました!

車に置いてあったパーカーで二匹を包み・・・とりあえず最初の目的の図書館で本を返した後は、動物病院に。

動物病院の駐車場に到着した直後の二匹がこちら。

パーカーやティッシュで身体を拭いてましたがまだまだ濡れている状態です。

病院でも、まずは身体を温め、乾かす事からでした。ようやく身体が乾いた二匹がこちら。

三毛猫の方は私が病院を出るまでずっと震えていました。

キジトラの方はかなり元気になりましたが、左目はかなり厳しい状態のようです。

サイズ的に生後1ヶ月程度。母親と一緒にいないと外では生き延びる事は出来ないだろうと先生はおっしゃっていました。

退院直前

私はそれから一度も会っていないのですが、彼女は何度か病院へ行って様子を見ていて、退院直前の現在は二匹ともかなり元気だと言う事です!

そして、明日退院し我が家へお引越してきます!

おわりに。

これが後に「あめ」と「つゆ」と名付けた二匹との出会いのお話です。
あめにさらされながらも、道路の上で車にひかれないように頑張って生き抜いていた三毛猫の「あめ」
道端の植木の下で雨露をしのぎながら、精一杯の声をあげて存在を教えてくれたキジ白の「つゆ」

ちなみに道路の写真は二匹を保護した日の夜に撮影しました。母親もしくは兄弟がいるのでは?とちょっと辺りを見回したのですが・・・そのような猫はいませんでした。

ただ・・・喧嘩している野良猫達を見かけました。もしかしたら二匹の親族かも知れませんが、やはり荒れた環境では有るので、二匹をそこに戻す事は出来ないかなー

あめつゆとの時間

生後 60日(推定)
出会って 10日

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